ヨガ教室では、アサナや瞑想のレッスンの中で、チャクラについて語られる場面はしばしばありますが、そこで座学的な知識を得たり、ハウツー的に紹介された活用法をやってみたものの、果たして自分の体験として、人生や自己成長の道のりの一部として、チャクラと高次の意識領域との関連性を深く理解し、本当の意味での活用できている人は実のところそんなに多くは居ません。私たちはそのような状態を目指して、まずは肉体の修練から、そして感情や心の荒波を鎮め、真の知的さ／知性を備えるレッスンに取り組んでいる道の途中にいるのです。

私たちは、アサナのレッスンで日々を生きる肉体面を整えながら、同時に、少しでも物質的な肉体とその肉体の状態に影響を与えている感情、心理、思考、意識、そしてエネルギー領域を相互に関連づけ、文字通り「整列（アラインメント）」させていくことを目指していきたいのです。整列とは、単に肉体的な姿勢の並びが整っていることや、アサナのポーズが上手にできる事だけを対象にしていません。各層のチャクラのバランスが取れて調和した状態であるときに自ずと整っていくものです。
 

チャクラの知識と体験を深めていく過程において、その対象が繊細なものであるからこそ、いざ日常生活上の「アクティビティとしてのヨガ」を実践しようと意気込む人では、エネルギー領域の学び始めの時期こそ、適切なメンターがいた方が望ましいです。ヨガのアサナ練習を積み重ねていく過程でも同じ事が言えますが、１つの例をあげると、１つのチャクラだけにフォーカスしたエクササイズに集中しすぎる事の弊害もあることを知っておく必要があるのです。エネルギーやチャクラの運用を間違った方法で用いることは、肉体的に行うアサナ練習で失敗するよりもダメージが大きいこともあります。しかし、それらを体得的に理解するまでには長い期間を要します。なので、学び始めの時期や、学び進めている最中の道の途上では、生徒のエネルギーや気の状態、成長の段階を適切に把握できる熟達した教師に教えてもらうのが望ましいです。

担当講師のエレカ先生は、ラージャヨガの専門教師であり、さらにエソテリック・ヒーリング講師としての長年のキャリアの中で、多くの生徒達の学びの道が、安全なプロセスの中で歩んでいけるいけるためのメンターとして多大な貢献をしてきました。この基礎モジュール２では、ヨガ哲学の概念に関連してのチャクラ講義と、参加生自身がより意識的にチャクラについての洞察を深めていけるようになるような学び場を提供します。エソテエリック・ヒーリングを学んでいる生徒にとっては、チャクラとエネルギーの運用の基礎を学ぶ中で、予想もしなかった新発見を得ることでしょう。